U―23日本はパリ五輪で強豪スペインとの同組を回避 開始時間も全試合ナイター

U―23日本代表の大岩剛監督

U―23日本代表はパリ五輪アジア最終予選を兼ねるU―23アジアカップ(カタール)決勝(3日=日本時間4日)でウズベキスタンに1―0と勝利し、2016年以来4大会ぶり2度目の優勝を果たした。

途中出場のMF山田楓喜(東京V)が後半アディショナルタイムの46分に強烈なミドルシュートを突き刺し、先制点を奪うと、その後にPKを献上する大ピンチもGK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)がスーパーセーブを見せ、パリ五輪に向けて弾みをつけた。

すでに8大会連続12度目の本大会出場を決めていた日本はアジア制覇を果たし、五輪1次リーグで強豪スペインと同居するC組(他はエジプト、ドミニカ共和国)入りを回避することに成功。パラグアイ、マリ、イスラエルと激突するD組に入った。いずれも各大陸予選を勝ち抜いてきた難敵ながらC組と比較すると、やや恵まれた相手といえる。

しかもC組に入った場合、全試合がデーゲーム(午後3時または午後5時キックオフ)になるのに対して、D組は全試合がナイター(午後7時または午後9時)となるスケジュール。真夏の開催で激しい消耗が確実視されるデーゲームを避けられたのは、銅メダルを獲得した1968年メキシコ五輪以来となるメダル獲得に向けて、決勝トーナメントを見据える大岩ジャパンに大きなプラス材料だ。

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