パドレスが首位打者アライズ獲得へ コ・ウソクら4選手とトレード

開幕から低迷が続いているマーリンズが早くもチーム解体に向けて動き始めたようだ。日本時間5月4日、米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者が報じたところによると、パドレスはマーリンズから2年連続首位打者のルイス・アライズを獲得する見込みだという。マーリンズはアライズ放出の対価として高佑錫(コ・ウソク)、ディラン・ヘッド、ジェイコブ・マーシー、ネイサン・マートレラの4選手を獲得する見込みであることが報じられている。各選手のメディカルチェックを経て、トレードが正式発表される予定だ。

現在27歳のアライズはベネズエラ出身の巧打者。メジャー4年目の2022年にツインズで打率.316をマークしてア・リーグ首位打者となり、マーリンズへ移籍した昨季は自己ベストの打率.354でナ・リーグ首位打者となった。リーグを跨いでの2年連続首位打者は史上初の快挙である。今季はここまで33試合に出場し、打率.299、0本塁打、5打点、OPS.719を記録。開幕直後は打率1割台に低迷していたが、徐々に調子を上げ、3割近くまで打率を上昇させている。

パドレスが放出するコ・ウソクは今季から新加入した韓国人リリーバー。ブルペンの一角として期待されていたが、オープン戦で結果を残せず、開幕からマイナーでプレーしている。ほかの3選手は米公式サイト「MLB.com」の球団別プロスペクト・ランキングで15位以内に入っている有望株であり、外野手のヘッドは6位、同じく外野手のマーシーは9位、一塁手のマートレラは13位にランクインしている。

パドレスは一塁ジェイク・クロネンワース、二塁ザンダー・ボガーツ、三塁マニー・マチャド、遊撃・金河成(キム・ハソン)と内野のレギュラーが揃っており、アライズをどのように起用していくのか現時点では不透明だ。レギュラーポジションでは唯一、DHが固まっていないため、一塁、二塁、DHの3枠をクロネンワース、ボガーツ、アライズの3人で上手く回していく構想なのかもしれない。ここ数試合は打撃好調のジュリクソン・プロファーがリードオフマンに起用されているが、今後はアライズが1番を打つことになるだろう。

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