青森県弘前市百石町の弘前かだれ劇場で3日、「KADARE eSports Festa(カダレ eスポーツフェスタ)」と題してコンピューターゲームの腕前を競う大会が開かれた。県内外から10~50代の24人が集まり、格闘ゲーム「ストリートファイター6」で熱戦を繰り広げた。eスポーツのイベントで街に若者を呼び込む狙い。
大会では出場者同士が一対一となり、キャラクターを操作し技を出し合って戦った。高画質のプロジェクターでゲーム画面を舞台上のスクリーンに映し出した。大勢の観客が歓声を上げたり、拍手をしたりして迫力ある戦いを楽しんだ。
秋田県から参加し優勝した大越隼勢さん(27)は「劇場でeスポーツの大会ができる機会はめったにないので楽しかった。次もぜひ参加したい」と話した。
劇場を運営する弘前芸術鑑賞会常務理事の水戸光宣さん(67)は「幅広い年代の参加者が集まり、観客も大盛り上がりで良かった。劇場の可能性が広がったので、次回は大会の規模を大きくして、さらに街を活性化させたい」と意気込んだ。