東奥日報新町ビル(青森市) 開館5周年記念感謝祭 催し多彩 4日まで

野里さん夫妻(手前右側の2人)の二重奏に聞き入る聴衆
化石・鉱石掘り体験に挑戦する子どもたち
植物を特殊なオイルで保存する装飾品「ハーバリウム」のワークショップで、花を選ぶ子ども

 青森市の東奥日報新町ビル開館5周年を記念したイベント「東奥日報新町ビルNew’s感謝祭」が3日、同ビルで開幕した。初日は県内奏者の無料演奏会やコーヒーの試飲などが行われ、多くの家族連れでにぎわった。4日まで。

 東奥日報社が主催、東北電力青森支店と日本原燃サイクル情報センターが協賛した。演奏会では、バイオリンとビオラ奏者の野里和廣さん、妻でピアノ奏者の直子さんが「ベートーベンの主題によるロンディーノ」「君をのせて」などクラシック曲からアニメソングまで11曲を、解説を交えながら合奏した。時に力強く、時に穏やかな二重奏に、立ち見が出るほど聴衆が集まり、大きな拍手を送った。

 会場には、こだわりの豆を使ったコーヒー2種の無料試飲や屋台コーナーもあり、子どもだけでなく大人も楽しそうに回っていた。映像投影と組み合わせた新感覚の砂遊び、化石・鉱石掘り体験、各種ワークショップも行われた。

 演奏会を訪れた横内小6年の清藤美穂さんは「『君をのせて』の主旋律が交互に入れ替わるところが良かった」と満足げ。妹の美織さん(同2年)は鉱石掘り体験を終えて、「自分で掘り出したラピスラズリはとてもきれいだった」と笑った。

 4日は午前10時から始まり、午前11時と午後1時から3階ホワイエで、スタインウェイ社製グランドピアノを使った演奏会を開く。午後2時半からは、スタインウェイを先着順で無料開放する。

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