盛り返せる集団になるために。マリノスMF水沼宏太が指摘した改善すべき意識

[J1第11節]横浜 1-1 磐田/5月3日/日産スタジアム

「準備段階から見つめ直す必要があると、僕自身は感じています」

そう指摘したのは、横浜F・マリノスの水沼宏太だ。

5月3日、日産スタジアムでジュビロ磐田と対戦した横浜は、64分にアンデルソン・ロペスのゴールで先制するも、84分に同点弾を許し、1-1で引き分けた。

これでリーグ戦は3試合連続のドローという結果に、34歳のMFはチームとして改善すべき点を口にした。

【動画】アンデルソン・ロペスの先制弾!
「まったく悪かったわけではないですけど、出る選手はもっと責任を持ってやらないといけない。相手よりも戦う、セカンドボールを拾う、そういった戦う意識が相手より足りなかった。途中から出た選手も雰囲気を一変するくらいのパワーが足りなかったと思う。今年はこういう展開の試合が多いので、見つめ直さなければいけない」

練習でも試合でも、常に大きな声を出してチームを鼓舞する水沼は、全員が同じ意識を持つことの重要性も口にする。

「いつも同じような選手が盛り上げるのではなくて、全員がその意識を持たないと、ずっと勝ち続けられる集団にはなれないし、物足りないっていうのが僕の中にある。

この前(10節)のセレッソ(大阪)戦の後半の落ちてきた時とか、今日の前半とか、プレーが切れていない時にどうやって固い集団になっていくか、盛り返せる集団になっていくかは、一人ひとりのコミュニケーションだったり、向かって行く方向や目標を合わせていく声掛けが大事。みんなで意識を合わせていければ、試合中もブレない、入りが悪くても修正できる集団になっていくと思う」

水沼が指摘した課題を改善し、次節の浦和レッズ戦では勝点3を奪いたい。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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