小田原市観光交流C 来館50万人に到達 団体客のワークショップ増 小田原市・箱根町・湯河原町・真鶴町

50万人目の来館者となった竹井さん

小田原市観光交流センター(本町1の7の50)の来館数が4月25日、50万人に到達した。

同センターは小田原三の丸ホールに隣接した2階建てで、観光資源の活用を図る拠点として2021年7月に開館。観光案内所、カフェ、物販ショップなどで構成されている。

新型コロナが拡大する中での開館で、当初は「5年間で30万人」の来館を見込んでいたが、約1年間で20万人を達成。今回の50万人も約2年9カ月での達成となり想定を上回るペースだ。

増加の要因として、前島真弓センター長はホールとの間にあるにぎわい広場を活用したマルシェなど自主イベントの充実や三の丸ホールとの連携事業の開催を挙げた。また、団体客や市外の小学校から遠足の場所として利用が増えたことで、ワークショップの利用も昨年度6000件と22年度より増加したという。

この日、記念の来館者となったのは食品サンプル作りを体験するために市外から訪れた竹井千香子さん(44)。7種類の海鮮ネタからオリジナルの海鮮丼を作り、「盛り付けが難しかった。職人さんすごいなと感じました」と感想を述べた。竹井さんには同センターから記念品が贈られ「びっくりしました。うれしい気持ちでいっぱいです」と喜んだ。

前島センター長は「今年に入って観光客が増加している傾向がある。小田原を広くめぐってもらえるような拠点の場所になれば」と語った。

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