住吉神社 社号碑 奉納から90年 川崎市中原区

住吉神社(木月1の20の1)の名が刻まれた社号碑=写真=の奉納から90年の節目を祝い、4月21日、記念式典が同神社で行われた。寄贈者の子息や氏子総代ら23人が参列し、これまでの神社の歴史に思いをはせた。

社号碑に記された「昭和九年一月一日小室文次郎キク」。その子息で参列した小室芳弘さんは「ご先祖に感謝している。お祝いの場に、多くの方にご参加いただきありがたい」と話し、氏子総代らも「総代会以外で集い、催しができて良かった」と振り返った。

県神社庁の資料によると、同神社は元矢倉神社と称していたが、1909年に10の神社を合祀し、当時の村名から住吉神社に改称。拝殿はかやぶきだったが、昭和初期に亜鉛ぶきへと変わり、59年に現在の社殿に建て替えらたという。境内の住吉会館は、72年に建設されている。

社号碑を囲み節目を祝う氏子総代と関係者ら

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