井上尚弥 悪童ネリを完全制圧でPFP1位に返り咲きへ「世界最強」のクロフォード超えなるか

井上尚弥

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)が〝1位〟返り咲きを狙う。

初の防衛戦(6日、東京ドーム)でWBC同級1位ルイス・ネリ(29=メキシコ)と対戦する井上について、英メディア「スカイスポーツ」は「彼(井上)は地球上でもっとも危険なファイターなのか?」とし「誰もが認める天才、井上尚弥がルイス・ネリと対戦し、パウンド・フォー・パウンド(PFP、階級差のない最強ラインキング)の覇権を追い求める」と報道。悪童をリングに沈め、4本のベルトを守ることに加えて、再びPFP1位を見据えているという。

これまで井上は各メディアなどが選定するPFPで1位になったことはあるものの、現在は老舗専門誌「リング」や米「ESPN」など、多くの選定機関で2位にランクイン。1位は世界ウエルター級3団体統一王者で40戦無敗(31KO)のテレンス・クロフォード(36=米国)が〝独占〟している状態だ。

そこで同メディアは「31歳の彼はクロフォードに次いで2階級で4本のベルトを持つ史上2人目の男であり、スーパーバンタム級で支配者としての地位を獲得した」とし「現在PFPのリストでクロフォードに次いで2位につけている。彼にはトップの座を狙えるチャンスがあるかもしれない」と伝えた。

世界が大注目するネリ戦に完勝し、再び「世界最強」の座を手に手にしたいところ。同メディアは「ボクシング界で最も完成度の高い武器庫の一つを備えた井上は、戦いのキャリアが続くにつれて強さと危険性が増すばかりに見える」と指摘していた。

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