武居由樹は世界王座奪取へ気合満点「バチッと倒して勝ちたい」

ジェイソン・マロニー(左)と武居由樹

ボクシングの4大世界タイトルマッチ(5月6日、東京ドーム)の記者会見が4日、神奈川・横浜市内で開かれた。WBO世界バンタム級王者ジェイソン・モロニー(33=オーストラリア)に挑む同級5位の武居由樹(27=大橋)が〝強敵撃破〟を宣言した。

元K―1王者の武居はボクシング転向後、8勝8KOと快進撃を続けている。初の世界戦に向けて「いつも通り、研ぎ澄ませてきた。あと2日気を抜かず、楽しみながら試合を迎えたい」と力を込めた。

ボクシングでは、1990年のマイク・タイソン以来34年ぶりとなる東京ドーム開催で、セミファイナルに出場する。武居は「大きい舞台だし、自分が一番目立つぐらいの試合を見せたい。バチッと倒して勝ちたいと思います」と語った。

対するモロニーは2度目の防衛戦。2020年に米国で井上尚弥(大橋)に7ラウンドKO負けを喫したが、その後は6連勝している。

武居はモロニーについて「すごいコンディションも良さそう。自分も調子よくこれたので、非常に楽しみです」。モロニーも「今までで最高なコンディション。彼は世界王者になろうとしているので頑張ると思うけど、私はしっかりと準備している。リングに上がった時は、100%を出して戦う。(日本のファンに)非常にいい印象を残したい」と冷静な口ぶりだった。

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