井上拓真 日本人対決に意気込み「今後の統一戦に向けて必ず勝ちたい」

井上拓真(左)と石田匠

バンタム級の主役は俺だ! ボクシングの4大世界タイトルマッチ(5月6日、東京ドーム)の記者会見が4日、神奈川・横浜市内で開かれ、WBA世界同級王者・井上拓真(28=大橋)が、同級1位石田匠(32=井岡)との2度目の防衛戦に自信を見せた。

拓真は2月24日に両国国技館で、強豪ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)に9ラウンドKO勝ちで初防衛。わずか2か月半での再防衛戦だが「コンディションも体重もすごく良い感じ。前回のように、熱い感動を与えられるような試合にしたい。過去一で仕上がっているし、6日の試合がすごく楽しみです」と余裕を見せた。

〝群雄割拠〟のバンタム級にはWBC王者・中谷潤人(M・T)や、今回の興行でWBO王者ジェイソン・モロニー(オーストラリア)に挑む同級5位の武居由樹(大橋)が名を連ねる。また、キックボクシングから転向した〝神童〟ことWBA同級7位の那須川天心(帝拳)もいて、国内での注目度は非常に高い。

拓真は「久々の日本人対決で、自分でもすごく盛り上がってる。バンタム級で日本人(のファン)もすごく盛り上がっている。『バンタム級で一番強いのは井上拓真だぞ!』というところを見せたい。今後の統一戦に向けて、必ず勝ちたいと思います」と力強く意気込んだ。

初の世界ベルトを狙う石田も「この世界王者とやるためにやってきた。バンタム級は注目されているし、チャンピオンも日本人で最高の舞台。しっかり勝ってチャンピオンになりたい」と力を込めた。

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