“元DTドナルドに元Sウェドルのような復帰を持ちかける可能性はある”とラムズGMスニード

ロサンゼルス・ラムズのアーロン・ドナルド【AP Photo/Mark J. Terrill】

元ディフェンシブタックル(DT)アーロン・ドナルドはロサンゼルス・ラムズに“やり切った”と伝えて3月に引退し、10年間の輝かしいキャリアに幕を下ろした。

現地2日(木)、ロサンゼルス・ラムズのジェネラルマネジャー(GM)であるレス・スニードは『The Rich Eisen Show(リッチ・アイゼン・ショー)』に出演した際、もしラムズが再び2021年のようにスーパーボウル出場を果たせるのであれば、ドナルドに電話をかけて出場を検討してもらうかもしれないと明かし、次のように述べた。

「確かに私はアーロンに、われわれがスーパーボウル出場を果たしたシーズンのプレーオフ途中に飛び込んできたエリック・ウェドルという選手と練習生として契約した話をした。スーパーボウル優勝まで4試合連続で彼を昇格させた。だから、もし再びプレーオフに進出するようなことがあれば、まだ少しやれる余力がないか考え直してみればいいとは伝えたよ。でも、それはうわさに過ぎない。アーロンが実際にそんなことをするとは思えない」

2022年1月、ケガ人続出で窮地に陥ったラムズは引退していた当時36歳のセーフティ(S)ウェドルを誘い出し、プロボウルに6回選出された経歴を持つウェドルにスーパーボウルリング獲得のチャンスを与えた。NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームとスーパーボウルの全スナップに出場したウェドルは、ラムズがロンバルディトロフィーを獲得するのに貢献している。

すでにスーパーボウル優勝を果たしているドナルドにとっては、ウェドルほど復帰を促すような動機はない。しかし、スニードGMがスター選手であるドナルドがどんな誘惑にも反発すると考えるのは、そういった理由ではない。

スニードGMはこうつけ加えた。「アーロンは信念を貫くタイプだから、“俺はみんなと一緒に他の18試合を戦い抜いていないんだ。みんなと一緒にプレーオフを戦っていいものかどうか確信がない”と言って、迷いを感じるかもしれない。どうだろうね。彼をそそのかすことはできるかもしれない。今は速報みたいなものはないよ」

誰もドナルドが引退を撤回するとは期待していないだろうが、ラムズが2024年に再びポストシーズンに進出することになれば、ドナルドに連絡くらいしても損はしないだろう。

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