共働きの子持ち夫婦なのに「仕事は俺、家事はお前だろ?」「これで平等だ」【謎主張する夫】にあ然、、、

家庭のあり方は人それぞれ。ですが、お互いに納得していなければヒビが生まれてしまうでしょう。筆者の知人Aさんの夫は「仕事は俺、家事はお前」という考えの持ち主だったそう。何もしない夫に納得できないAさんが、夫にぶつけた疑問とはいったいどのようなものだったのでしょうか。Aさんから話を聞きました。

これって本当に平等なの?

Aさんは結婚5年目、3歳の娘を育てながら働くワーキングマザーです。夫は育児や家事にノータッチでAさんはとても大変な思いをしていました。

夫の考えは「仕事は夫、家事は妻」というもので、確かに夫の方が収入も多いのでAさんはそれを受け入れてしまっていたのです。

しかし、何度も「仕事は俺、家事はお前だろ? これで1つずつなんだから平等だ」と言われるうちに、「これって本当に平等なの?」と思うようになっていました。

Aさんが夫へ疑問をぶつける

仕事から帰ってきて、子どもの面倒を見ながら夜ご飯の準備をするAさん。その日は夫の方が帰りが早く、夫はソファに座りゆっくりしています。

Aさんが夫に手伝いをお願いすると、夫は「家事はお前の仕事だろ〜」といつもの主張をしてきました。

カチンときたAさんは思わず言い返してしまいました。

「仕事は俺、家事はお前って言うけど、育児はどうなの? 育児まで任されたら私が2つになって平等じゃないんですけど!」

夫、素直に反省

これまで仕事と家事を分担しているので1つずつで平等だと主張していた夫。育児があるからAさんが2つになって平等ではないという主張は、夫に響いたようです。わかりやすく数字で示したのがよかったのでしょう。

その日、夫は家事で忙しいAさんに代わって娘の面倒を見てくれました。とても助かったAさんは夫をべた褒め。夫はやる気を出したようでした。

だんだんと助け合える夫婦に

この経験を通して、夫は助け合うことの大切さを学んでくれました。何かを手伝ってとお願いしても、これまでのように嫌な顔をして「そっちの仕事だろ」と跳ね除けることがなくなったのです。

正直、これまで何もやっていなかった夫の家事や育児のやり方については、まだまだ不十分なところもあります。しかし、せっかくやってくれるようになったのに、やる気を損ねるようなことがあってはなりません。Aさんは夫を上手に育てながら、家事・育児の戦力となるようにしていきたいと語っています。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶

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