こどもの日で二十四節気の立夏(りっか)となる5日(日)も日差しに恵まれる所が多く、最高気温は東日本～東北を中心に30℃以上の真夏日が続出する予想。福島32℃、山形・埼玉県秩父市31℃など暦通り真夏並みの暑さになりそうだ。東京都心は29℃と今年これまでで1番の暑さになる見通し。なお、北日本を中心に一日の気温差が20℃以上になる所もあるため、寒暖差や昼間の暑さで体調を崩さないよう気を付けて過ごしたい。

4日(土)は全国23地点で真夏日に

　みどりの日の4日(土)の日本列島は高気圧に覆われて日差しに恵まれた所が多く、午後5時までの最高気温は兵庫県豊岡市と福島県伊達市梁川で32.1℃、福島では31.5℃などを観測。気温を観測している全国23地点で30℃以上の真夏日となり、186地点で今年これまでで1番の暑さとなった。

真夏日エリア拡大　一日の気温差20℃以上も

　こどもの日の5日(日)も広範囲が高気圧に覆われる見込み。朝から日中にかけて晴れ、行楽日和の続く所が多くなりそうだ。最低気温は前日より高い所が多く、西日本や東日本では極端に冷えることはない見込み。北日本では10℃を下回る所もあり、まだ朝は空気がヒンヤリと感じられそう。朝はやや冷える北日本でも昼間にかけては気温が急上昇する見通し。最高気温は前日より高く、福島と福島県会津若松市は32℃まで上がる予想。一日の気温差が20℃以上になる所もあり、激しい寒暖差で体調を崩さないよう服装で上手に調節して過ごしたい。

　また、山形・長野・埼玉県秩父市や熊谷市は31℃、前橋・水戸・さいたまは30℃など東日本や東北を中心に前日より30℃以上の真夏日になる所が増える予想。東京都心は29℃と30℃近くまで上がり、今年これまでで1番の暑さになりそうだ。
　5日(日)は二十四節気の立夏(りっか)で暦の上では夏が始まる。まさに東日本や東北では真夏並みの暑さが予想されている所があるため、引き続きこまめな水分補給や休憩をとるなどの熱中症対策が必要だ。

連休最終日は西日本中心に荒天おそれ

　5日(日)夕方以降は西から近づく低気圧や前線の影響で、九州・中国・四国では雨が降り出す見通し。ゴールデンウィーク最終日で振替休日の6日(月)は西日本で雨の範囲が広がり、局地的に雨や風が強まって警報級の大雨や暴風となるおそれがある。連休最終日は交通機関の乱れにも気を付けたい。
　6日(月)の東日本や東北では晴れ間があるものの、連休明け7日(火)には雨の中心が東～北日本に移り、太平洋側を中心に荒れた天気となるおそれがある。なお、雨が降ると極端な暑さはいったん落ち着きそうだ。

（気象予報士・鈴木悠）