石川・七尾市の「青柏祭」 曳山巡行中止も…復興願い演舞や木遣り唄

能登を代表する祭り「青柏祭」。

ことしは地震の影響ででか山の曳山行事が中止になりましたが、七尾市の神社では演舞や木遣り唄が奉納され、復興を祈願しました。

七尾市の「青柏祭」では、高さ12メートル、重さ20トンの「でか山」の曳山巡行が毎年、祭の目玉となっていました。

ことしは地震による道路の破損などにより曳山の巡行は中止になりましたが、七尾市の大地主神社におよそ60人の氏子が集まり神事が行われました。

その後、復興を祈願するため、世界的なサーカス・エンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」の元団員2人による演舞が奉納され、青柏祭に伝わる猿神伝説をモチーフにしたアクロバティックな舞が披露されました。

■大地主神社 大森 重宜 宮司「山車が出せなかったらいま出せることをやれることをやるというのが祭の本質と考えておりますので、新しいことをここでまた生み出せればいいんじゃないかと思っています」

締めくくりは、町の若衆たちによる木遣り唄が披露され復興を願う地元の人たちの気持ちを一つにしていました。

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