竹内力「ミナミの帝王」が大阪に降臨!「猿の惑星」ボスの役作り求められ自信満々「そういう役はよくやってる」

 ステージに登場しポーズを決める竹内力(撮影・高部洋祐)

 俳優の竹内力(60)が4日、インテックス大阪で行われたアメコミ・映画・ポップカルチャーの祭典「大阪コミコン2024」の「猿の惑星/キングダム」スペシャルステージに登壇した。

 映画史に残る名作の完全新作で、舞台は猿と人間の立場が逆転した今から300年後。竹内はそんな世界でキングダムを築こうとする冷酷な猿の独裁者プロキシマス・シーザーの日本版声優を演じる。

 九州・大分出身だが、「難波金融伝・ミナミの帝王」の主人公・萬田銀次郎を長年演じてきた思い出の地・大阪の舞台に登場した瞬間、その迫力と存在感で会場にどよめきが起こった。ゲスト登壇したNMB48のメンバーも思わず恐縮。MCからシーザーの役柄を問われた竹内は、「カリスマ性、腕っぷしの良さ、知性があり、話術も巧み…。俺のことか?」とおどけ、会場の雰囲気も一変し和やかなムードに包まれた。

 「猿の惑星」シリーズについて、竹内は「小学生の頃に、第1作をテレビの再放送で見て、そのラストシーンに衝撃を受けました。今回が10作目。そんな感動した作品に自分が携わることができてうれしく思っています」と、感慨深げに語った。

 また吹き替えを演じる苦労を「動物の鼻息荒い感じの息遣いとか、セリフよりもそれが難しかった。でも、ぶわーっていう効果音とかで消されちゃうんだよね」と笑顔で回顧した。

 演出家からは役柄通り「ボスっぽくやってください」との要望があったと明かし、「そういう役柄はベテランでよくやってます」と誇らしげに話すと、再び会場は大きな笑いに包まれた。

 トークやフォトセッションの合間には、突然NMB48のメンバーに向かって「頭に虫、小バエがついてるよ」と手を伸ばし、つかんだ手ぶりをしてそれをパクッと口にするという寸劇も披露。“帝王”は“ナニワ”でも存在感抜群だった。

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