【新日本】鷹木信悟がNEVER王座V1 上村優也の挑戦表明に「出る杭は叩き潰すのみだ」

ラスト・オブ・ザ・ドラゴンでゲイブ・キッド(手前)を仕留めた鷹木信悟

新日本プロレス4日福岡国際センター大会で、NEVER無差別級王者の鷹木信悟(41)がゲイブ・キッド(27)の挑戦を退け、初防衛に成功した。

「バレットクラブ・ウォー・ドッグス」の中でも特に好戦的なゲイブとの激突は、壮絶な肉弾戦となった。互いに引かない両雄は、激しいラリアート合戦からヘッドバットの応酬を展開。ゲイブのレッグトラップ・パイルドライバーでマットに突き刺された鷹木だったが、即座に立ち上がり、スライディングエルボーを見舞っていく。

その後も鷹木とゲイブは無数の打撃を繰り出し合う。強烈な張り手からヘッドバットを浴びた鷹木は2発目のレッグトラップ・パイルドライバーを浴びてしまうが、ゲイブも大ダメージでカバーに行けず、九死に一生を得る。強烈なパンピングボンバーからタカギドライバー98でマットに突き刺し、形勢逆転に成功。なおも唾を吐きかけ抵抗するゲイブを、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンで沈め激闘に終止符を打った。

文字通り魂の一戦を制した鷹木は「お前みたいに性格の悪いクソガキは大嫌いだけど、ありがとよ。気持ちのいいプロレスができたよ。とんでもねえヤツにターゲットにされたな」とゲイブを称えた。しかし、王者に休息は訪れない。バックステージにはKOPW保持者の上村優也が登場し、挑戦を表明された。

「NEW JAPAN CUP」1回戦で下している上村からは「どうだ、リベンジ」と要求された。鷹木は「どうだ、リベンジ? 俺が言うならともかくお前が言うのか…?」と困惑しつつも「やってやるよ。ゲイブだろうが誰だろうが、出る杭は叩き潰すのみだ」と受諾。KOPWの特性上、ダブルタイトル戦ではなく、NEVERをかけての再戦が決定的となった。

© 株式会社東京スポーツ新聞社