【新日本】ジョン・モクスリー 成田蓮下しIWGP世界王座V2! 5人がかりのH.O.Tを返り討ち

成田蓮(奥)をデスライダーで沈めたジョン・モクスリー

新日本プロレス4日福岡国際センター大会で、IWGP世界ヘビー級王者のジョン・モクスリー(38=AEW)が成田蓮(26)の挑戦を退け、2度目の防衛に成功した。

成田属する「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」の反則ざんまいにとことん苦しめられた。入場時にいきなり金丸義信とSHOに襲撃されると、試合が始まっても当然のようにセコンド介入が繰り返され、なかなか主導権を握れない。

場外に設置したテーブルに成田を叩きつけて反撃に転じ、ゲスト解説を務めていたエル・デスペラードも助太刀に入り、SHOと金丸義信を排除。しかし、モクスリーが成田をリアネイキッドチョークに捕獲すると、場内が暗転…。EVILとディック東郷が現れ、モクスリーはスポイラーズチョーカーに捕らえられてしまう。

この絶体絶命のピンチに、海野翔太がかけつけて2人を蹴散らす。弟子のアシストを受けたモクスリーは、成田の改造プッシュアップバー攻撃を回避すると、デスライダーを一閃。最後は高角度のデスライダーでマットに突き刺し、乱戦に終止符を打った。

これでモクスリーは5月11日(日本時間12日)の米国・カリフォルニア大会で海野との師弟対決が決定。試合後のリング上では海野から握手を求められたが、モクスリーはこれに応じることなく、早くも戦闘モードに突入していた。

「俺は約束する。何が起きても、どんなに最悪な状況でも、俺は死ぬまで戦い続ける」とマイクアピール。事実上の〝1対5〟マッチを制した外敵王者が、今後もベルトを守り続ける。

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