ヤクルト・村上が3戦連発で史上最年少200号へ王手 圧巻のリーグトップ8号2ランにスタンドは拍手喝采

 6回、村上は右中間に通算199号となる2ランを放つ(撮影・佐藤厚)

 「ヤクルト-中日」(4日、神宮球場)

 圧巻の3戦連発だ。ヤクルトの村上宗隆内野手が六回、単独トップに躍り出る8号2ラン。清原超えとなる史上最年少200号に王手をかけた。

 2点リードの六回だ。西川が死球を受けて出塁すると、2死一塁となって村上に打席が巡った。するとフルカウントからの6球目、直球をフルスイングで捉えた。本塁打を確信させる会心の一撃にスタンドは拍手喝采。3試合連発となる8号2ランを放ち、自身199号で中押し点を奪った。

 球団広報を通して、「追い込まれていましたが、うまく反応して打つことができました」とコメント。

 村上は3日の同戦で史上最年少での神宮100号を達成。ゴールデンウイークで連日の満員となっているファンを喜ばせる一発で魅了し続けている。この日は本塁打を放つまで3四球を見極めるなど、我慢の続いた中で大きな一撃を記録した。

 「野球ばかりやっていた」と振り返る幼少期からのゴールデンウイークの思い出。史上最年少記録を100号、150号と次々と塗り替えてきており、村上は3日の試合後は目前に迫る200号に向けて「そんなに気にはしていないですけど、しっかり打席を送れればホームラン出ると思うので集中して頑張りたいです」と話していた。

© 株式会社神戸新聞社