お茶のいい匂いする石けん作り 親子らハートやボールの形に 京都府和束町

和束町産の茶を使って石けんを作る子ども(同町釜塚・町観光案内所)

 京都府和束町特産の茶を使って石けんを作るイベントが4日、同町釜塚の町観光案内所で開かれた。参加者が茶の香りを楽しみながら、オリジナルの形状に仕上げた。

 和束町商工会の主催。新茶のシーズンに合わせて茶などを販売するマルシェを案内所で開いており、その一環で企画した。

 親子連れなど11人は、スタッフの説明を受けながら、粉末状の煎茶と石けん、抽出した煎茶などを袋に入れて、緑色の粘土状になるまで時間をかけてこねた。ボールやハートの形に整えた後、つまようじで文字や数字を彫って完成させた。

 家族で参加した加茂小5年吉村玲那さん(10)は「石けんからお茶のいい匂いがして、食べ物を作っているみたいで面白かった」と笑顔だった。

 マルシェでは町内の茶農家7軒の新茶や、和菓子店が作った茶団子などを販売している。茶の試飲もある。開催は6日まで。午前10時~午後3時。

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