生命健康科学の日本企業が香港視察

香港投資推進局(インベスト香港)は5月15~18日、特区政府駐東京経済貿易代表部と合同で生命健康科学分野の日本企業やベンチャーキャピタルなど13社(16人)を招き、香港視察ミッションを催行する。製薬、医療・健康機器、バイオテクノロジー、ヘルスケア、その他、生命健康科学(Life & Health Sciences)分野の日本企業を対象に、香港の最新のビジネス環境を視察してもらう。視察ミッションは3泊4日の日程で、旅費の大部分を特区政府が負担する。主な内容は、大規模な国際会議「アジア・グローバルヘルス・サミット(ASGH)」への参加、香港を代表する研究開発施設「香港サイエンスパーク」の視察、香港で事業展開をする日系企業訪問、香港の最新のビジネス環境等についてのブリーフィング、そして関係業界の企業や団体の方々との夕食交流会などが含まれる。

特区政府は現在、深セン市と隣接する香港北部を「北部都会区(Northern Metropolis)」として、イノベーション&テクノロジーの一大拠点にするべく開発を進めている。また香港は、粤港澳大湾区(GBA)や中国本土マーケットへのゲートウェイとしてだけでなく、生命健康科学分野のグローバルな共同研究やIPOなどによる資金調達の拠点としても活用されている。日本企業にこの視察ミッションを通じて、香港に広がるこれらビジネスチャンスを発見してもらう狙いだ。

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