壁や床を“キャンバス”に 小山の住宅展示場で「らくがきハウス」

モデルハウスの床に自由に絵を描く子どもたち

 【小山】雨ケ谷のCRTハウジング小山展示場内にある小堀建設(矢板市)のモデルハウスで4日、壁や床面を「キャンバス」として子どもたちに思い思いの絵を描いてもらうイベント「らくがきハウス」が開かれ、多くの家族連れでにぎわった。

 同展示場が6日で営業終了となるのに伴い、同社は木造2階建て約185平方メートルのモデルハウスを解体する。そこで同社小山営業所の大日方裕紀(おびなたゆうき)さん(36)が「共同作業を通して子どもたちに豊かな発想を育んでもらいたい」とイベントを提案。県内在住のアーティストの協力を受けて開催した。

 この日は家族連れ計約140人が来場。子どもたちは筆やローラー、素手にアクリルや水彩絵の具を付け、壁や床、天井にアニメのキャラクターや花などを自由に描いていた。

 家族で訪れた若木小3年伊藤実咲(いとうみさき)さん(8)は「天井や窓枠に絵を描くことはめったにできない。とても楽しいので、またやってみたい」と笑顔を見せた。

 イベントは5、6の両日も開催する。いずれも午前10時~午後5時(最終受け付け4時)。入場無料で予約不要。汚れてよい服や靴を持参。(問)大日方さん080.9354.1445。

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