ハム監督解任のレイカーズ SNSでレブロンの兼任監督期待の声も…ルールの壁

レブロン・ジェームズ(ロイター=USA TODAY Sports)

米プロバスケットボールNBAレイカーズのスーパースター、レブロン・ジェームズ(39)に、選手兼任監督を期待する声が上がっている。

八村塁が所属するレイカーズは3日にダービン・ハム監督を解任したと発表。就任1年目の昨季は、プレーオフ(PO)西カンファレンス決勝まで進出した一方で、今季はPO進出決定戦を勝ち抜い後、1回戦でナゲッツに1勝4敗で敗れた。早期敗退が4年契約をまっとうできず、2年での解任につながった。

注目は次期監督。米メディア「ジ・アスレチック」などは、元NBA選手のJ・J・レディック氏や現在クリッパーズを指揮する監督を務めるティロン・ルー氏らの名前を挙げている。ジェームズとルー氏は、キャバリーアーズ時代に選手と監督の関係だったこともあり、〝キング〟はルー氏の就任を望んでいるとの報道もある。

そんな中、スペイン紙「マルカ」によると、SNS上にはジェームズの選手兼任監督案が投稿されているという。「レブロンは来年、選手兼監督に任命され、チームに加わる」と期待の声が上がっている。過去のNBAには、ビル・ラッセル氏ら〝レジェンド〟がこの役割を担ったことあり、前例はあるが、現状では実現に向けたハードルはかなり高い。

というのも、1983―84年シーズン、NBAにサラリーキャップが導入され、選手兼任監督は禁止になったからだ。ジェームズが、ルール変更に動き出すことことはあるのだろうか。

© 株式会社東京スポーツ新聞社