5月5日昼に月が火星を隠す「火星食」 日本で2年ぶり…観察できる時間帯、ポイントは

写真を拡大 2024年5月5日午後0時10分の東京の空(出典元:アストロアーツ社「StellaNavigator」)
写真を拡大 2024年5月5日に起こる「火星食」の火星潜入時間と出現時間、位置(出典元:アストロアーツ社「StellaNavigator」)

 2024年5月5日昼ごろ、月齢26の細い月が火星を隠す火星食が起こる。日本で火星食が見られるのは2022年7月22日以来2年ぶりだ。火星食が見られる時間帯と観察のポイントをまとめた。

 火星食が見られるのは午後0時ごろから午後1時ごろ。次回は2025年2月10日。

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 東京の場合、月の明るい縁に火星が潜入して隠れるのは午後0時11分ごろ、暗い縁から火星が出現するのは午後1時20分ごろとなる。火星像には面積があるので、潜入・出現にはそれぞれ約10秒かかる。潜入・出現の時刻や月の高度、月の縁のどこに見えるかは観察場所によって異なる。白昼の現象なので観察には天体望遠鏡が必要だ。(アストロアーツ社提供)

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