パドレスが2年連続首位打者アラエス獲得 韓国代表の高佑錫は未出場のまま新天地へ

◆ パドレスがアラエスを獲得

現地時間4日、サンディエゴ・パドレスがルイス・アラエス内野手(27)の獲得を発表。対価として高佑錫(コ・ウソク)投手(25)ら4選手をマーリンズに放出した。

WBCベネズエラ代表のアラエスは2019年にツインズでMLBデビュー。2022年にツインズで、2023年にはマーリンズで首位打者を獲得し、史上初めて2年連続での両リーグ首位打者を達成。昨季は打率.354、203安打、10本塁打、OPS.861という成績を残し、チームのポストシーズン出場に大きく貢献した。キャリア通して内野4ポジションと左翼での出場があるが、近年は二塁手がメイン。今季はここまで33試合に出場し、打率.299、OPS.719をマーク。現地時間3日のアスレチックス戦で今季初めて欠場し、試合中にトレードが報じられていた。同4日のダイヤモンドバックス戦で「1番・指名打者」で先発出場し、パドレスデビューを果たす。

対価としてディロン・ヘッド外野手、ジェイコブ・マーシー・外野手、ネイサン・マルトレラ内野手の3人の有望株に加え、WBC韓国代表の高佑錫がマーリンズへ移籍。高佑錫はKBOで通算7シーズンプレーし、139セーブを挙げたリリーフ右腕。ポスティングシステムを利用し、今季から2年契約でパドレスへ加入していたが、オープン戦で結果を残せず、韓国での開幕シリーズのロースター入りを逃していた。以降は2Aサンアントニオで10試合に登板し、0勝2敗、防御率4.38という成績。パドレスでの出場が無いまま、新天地へ移ることになった。

現在ナショナル・リーグ西地区2位のパドレスは、2年連続のポストシーズンに向けて大きな補強となった。一方、マーリンズは開幕9連敗を喫し、借金16でナショナル・リーグ東地区の最下位。来季以降に焦点を当てるトレードとなった。

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