暑さ和ますサクランボ きょう立夏

夏の陽気の中、真っ赤な実をつけたサクランボ=西彼長与町斉藤郷

 5日は二十四節気の一つ「立夏」。暦の上で夏が始まる日とされる。
 長崎地方気象台によると長崎県内は4日、高気圧に覆われて気温が上昇。口之津で28.9度、佐世保28.6度、長崎28.3度と7月上旬並みの陽気となるなど、全18観測地点のうち16地点で今年最高を記録した。
 西彼長与町斉藤郷の川上恵美子さん(75)宅の畑では、サクランボが赤く色づき、爽やかな香りが漂う。近所の主婦、浜野洋子さん(70)は「真っ赤でとてもきれい」。孫の吉田伊称(いとな)君(6)は「甘くておいしかった」と鈴なりの実に暑さが和んだ様子だった。

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