デジタル庁は、総務省と協力して、自治体のデジタル・トランスフォーメーション(DX)の取組状況を可視化するダッシュボードを公開しました。
このダッシュボードは、自治体別のDX推進状況を見える化することで、課題の迅速な把握と更なる取組の加速化を目指しています。
キャプチャ:デジタル庁HP
総務省が策定している自治体DX推進計画では、自治体におけるDXの推進体制の構築に必要な取組や重点的に取り組むべき事項がまとめられています。デジタル庁は、データと根拠に基づいた政策判断・効果の可視化を日本政府内で推進する役割を担っているため、総務省の取組である自治体DXのデータの可視化と公開に協力しています。
ダッシュボードでは、市町村毎のDX推進状況と都道府県のDX推進状況を確認することができます。これらの情報は、自治体DXの推進体制、自治体業務のDX、住民サービスのDXの3つの領域に分けて表示されています。利用されているデータは、各自治体の協力を得て総務省が収集したものであり、以下の調査結果等をもとに作成されています。
- 地方公共団体における行政情報化の推進状況調査
- 地方公共団体における行政手続等に係るオンライン利用状況調査
- 地方自治体におけるAI・RPAの実証実験・導入状況等調査
- 地方公共団体におけるテレワークに関する取組状況の調査
- マイナンバーカード交付状況について
- 行政手続のオンライン化
これらのデータをまとめてダッシュボード用に構造化したデータも合わせて公開されています。
その他にも、都道府県、市区町村別に以下のデータが可視化されています。
- CIOの任命
CIO補佐官等の任命
全体方針策定
全庁的な体制構築
外部人材活用
職員育成の取組
全職員対象研修の実施
AIの導入状況
RPAの導入状況
テレワークの導入状況
マイナンバーカードの保有状況
子育て・介護26手続のオンライン化状況
よく使う32手続のオンライン化状況
このダッシュボードにより、自治体DXの現状がより明確になり、課題の迅速な把握と取組の加速化が期待されます。
自治体DXは、私たち国民の生活により身近で質の高いサービスを提供し、行政の仕事をスムーズにするための大切な取り組みです。デジタル庁と総務省が力を合わせて、自治体のDX推進をバックアップしてくれるのは、とても頼もしいニュースですね。
このダッシュボードを出発点に、日本の自治体がデジタル化の波に乗って、どんどん進化していってくれたら嬉しいです。私たちも、自治体のデジタル化を応援しながら、より便利で快適な生活を楽しみましょう!