「目に水が入ってびっくり」 那覇ハーリー体験、力を合わせ きょう最終日

 「第50回那覇ハーリー」(主催・同実行委員会)第2日の4日、那覇港新港ふ頭で爬龍船の体験乗船があり、希望者が朝から長蛇の列をつくった。那覇市は晴天に恵まれ、午後1時ごろには28.8度を観測し6月上旬並みの暑さとなった。 

 体験者らは鐘の音に合わせて力強くエーク(櫂)を動かした。那覇市の三谷明日香ちゃん(5)と晟大ちゃん(3)姉弟は「目に水が入ってびっくりした。櫂(かい)は重かったけどまた乗りたい」と笑顔で話した。

 那覇市の山田結翔さん(9)はスタンドアップパドルボード(SUP=サップ)の経験を生かしてこいだ。「船が好きで爬龍船に乗ってみたいとずっと思っていた。鐘も鳴らせてうれしかった」と喜んだ。

 最終日の5日は「御願バーリー」と、那覇、久米、泊の3地域が競い合う「本バーリー」の他、「高等学校の部」も行われる。(社会部・末吉未空)

那覇ハーリーの体験乗船で、力強くエークをこぐ子どもたち=4日、那覇港新港埠頭(竹花徹朗撮影)

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