フレブルこくぼとゆかいな下僕たち【第126話】「薄情な愛犬」

こくぼはペットショップの売れ残りの子犬として数々の店を渡り歩き、わが町にたどり着いた時にはもう店の主かと思うほどの風格を漂わせていました。

しかし、売れ残りとは名ばかりで、どの店でも愛され、お客にもたいそう可愛がられてきたそうな(店員さん談)。今では私と生活していますが、どこへ行っても誰からもチヤホヤ。

私は自分が一番こくぼを愛していると思っていましたが、こくぼにとってはどの場所もただの「一時預かり所」状態で、迎えに行ってもすんなり新しい場所を受け入れ、私を忘れるこくぼ。

そんな態度に、ちょっぴり切なくなることもありますが「それがまたこくぼの魅力なのかもしれない」と考え己を慰めています。

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