スペイン1部レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(22)は、チーム内の序列を下げてしまったようだ。
久保は4日のホーム・ラスパルマス戦でベンチスタート。チームは2―0で勝利した中、後半44分からFWシェラルド・ベッカーに代わって出場するにとどまった。直近4試合で先発は26日のレアル・マドリード戦のみとなっている。ベッカーは久保のライバルでもある存在だ。
スペイン紙「マルカ」によると、イマノル・アルグアシル監督は試合後、久保ではなくベッカーを先発させたことについて問われ、こう答えた。「誰がダメージを与えられるか、誰がラスパルマスにプレッシャーをかけられるか、相手に快適なプレーをさせないかを考えていた。もし彼が輝いていたとしたら、それは彼が周囲のサポートを受けていたから。先発を保証された選手はいないということだ」
先発にふさわしかったのはベッカーだったということ。シーズンも終盤に差し掛かり蓄積した疲労がパフォーマンスに影響しているのかもしれないが、久保は信頼を取り戻すことはできるのか。