「力尽きるまで投げられれば」ソフトバンク和田毅が6日に今季1軍初先発 相手は2位ハム打線「簡単に打ち取らせてくれない」

ソフトバンク・和田

ソフトバンクの和田毅投手(43)が、6日の日本ハム戦(みずほペイペイドーム)で今季1軍初登板初先発する。「全力で投げている姿をしっかりと見せられるように。どんな状況であろうが最少失点で投げ続けて、力尽きるまで投げられればいい」と意気込みを語った。

開幕ローテーション入りが内定していた和田だが、3月26日のウエスタン・広島戦(タマスタ筑後)に先発し、左手のまめの影響で3回途中に緊急降板。先発予定だった4月2日のオリックスとの本拠地開幕戦も回避した。

さらに4月19日の広島戦(同)では左足親指の皮がむけて、4回途中で降板。だが同27日の阪神戦(同)では7回12奪三振の力投を見せた。「自分のパフォーマンスをしっかり出せるようにと投げた。2軍戦とはいえ、良い結果を出すことができたので、1軍の首脳陣の方に選んでもらったと思っている。そういう姿を上でも見せられるように」と語る。その上で「体はいい状態をキープできている」と手応えを口にした。

日本ハム打線の印象について「若い選手が着実に力を付けている。簡単に打ち取らせてくれないイメージがあるので、長打のある打者の前にランナーを出さないなど、自分がやれる基本的なことをしっかりやりたい」と気を引き締める。

開幕から約1カ月が立ち、ようやく今季初登板に臨む。「昨年から指名していただいた中で、こういうことで遅れてしまった。チームにとっていい投球ができるようにしたい」と強調した。

5日は福岡県筑後市のファーム施設でキャッチボールなどをして汗を流した。(浜口妙華)

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