「うるさくて眠れない」爆音バイク一斉取り締まり、警察官に気づき引き返すバイクも 広島市

バイクの排気音量を測定する警察官=4日午後9時56分(画像の一部を修整しています)

 「うるさくて眠れない」と爆音を出して走るバイクへの苦情が広島県内で相次ぐ実態を踏まえ、県警は4日夜、通報が特に多い広島市西区観音新町の県道で一斉取り締まりをした。

 広島西、佐伯の両署、県警交通企画課や少年対策課などに所属する警察官約20人が速度違反や改造車を取り締まった。爆音を響かせるバイクを止め、専用の機器で排気音量を測定。道交法の基準値を超えた運転手に交通反則切符(青切符)を交付した。

 この日は、約3時間で速度違反9件と整備不良2件を摘発した。ただ、警察官に気づいて手前で引き返したり、バイクを押して歩いたりする運転手もいた。

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