パックン バイデン大統領の“日本人は外国人嫌い”発言に「そこまで間違っていないかも」

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お笑いコンビ・パックンマックンのパックンことパトリック・ハーラン(53)が5日「X」(旧ツイッター)を更新。米国・バイデン大統領の「日本人は外国人嫌い」発言に言及した。

バイデン大統領は1日、選挙関連のイベントで「われわれの経済が成長した理由の1つは移民を受け入れているから」と述べた後にロシア、中国、インドと並べ「なぜ、日本が問題を抱えているのか。それは彼らが外国人嫌いで移民を望んでいないからだ」と発言した。

これには日本国内から反発の声が噴出。日本政府は「正確な理解に基づかない発言があった」となどと米側に申し入れた。

バイデン大統領の発言についてパックンは「10年で在留外国人の人数が50%アップ。15年で外国人労働者が4倍に増えた!この数字を見ると、日本は本当に外国人ウェルカムな国に映るでしょう」と指摘。

さらに「しかも、日本人は昔から外国の時事、文化、職、エンターテインメントにも目を向け、外国語も全員勉強している。外国人に多大な興味を示していると思う。字幕付きの映画をまず観ないアメリカ人の数を考えると、我が国のほうが内向きに思われる」と文化面では日本人の方が世界に目を向けている…と分析した。

また「30年の在日経験からいうと、僕はたまに嫌われることがあるが、それは多分自分の落ち度ついては「なだけ。日本人は外国人嫌いではない」とバイデン大統領の“外国人嫌い”という見方を否定。

ただ、一方で「ただ、増加率が高いとは言え、日本にいる外国人の絶対数は、西洋各国に比べて非常に少ない。まだおよそ全人口の3%だし、このまま増え続けても2070年にはそれが10%に上がるだけ」と数字上では欧米に及ばないとし「また、在日外国人の経済的な貢献は間違いないが、まだアメリカみたいに上場企業を大量に創立しているなどの経済効果は見えていない」とも。

その上で「バイデンの思い込みは古いとはいえ、中国、ロシア、インド、日本が経済的に振るわない理由に(少なくとも数年前までは)移民に後ろ向きだったことを挙げているという、発言の趣旨自体はそこまで間違っていないかもしれない」とバイデン大統領の発言が必ずしも間違っているわけでない、といった見解を示している。

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