ロボコップ俳優 特殊メークの時間は「6時間40分」 40年前の撮影方法に恨み節

 トークショーに登場したピーター・ウェラーとNMB48の安部若菜

 映画「ロボコップ」の主役で知られる俳優のピーター・ウェラーが5日、大阪市内で行われた「大阪コミコン 2024」に登場。作品の撮影秘話を明かした。

 撮影時の苦労を質問されたピーターは、衣装を着用するのに毎回90分以上をかかったことを語り、さらに長時間にわたった特殊メークを振り返った。

 「ロボコップ」といえば、ヘルメットを取った際の、半分人間、半分機械の頭部が特徴的だが、当時そのための特殊メークは、2回に分けて行われ、合計で「6時間40分」もの時間がかかったという。「わかるかい?6時間40分、ひとつのイスに座っていなければならない。午前3時、スタッフが撮影を終え、お酒を飲みに出かける頃から僕の仕事は始まるんだ」と、約40年前の出来事に恨み節。「6時間と40分だ!」と、何度も繰り返し、会場の笑いを誘っていた。

 トークショー序盤では「チャをください!」と、ペットボトルの緑茶をもらって一気飲み。さらには座禅もたしなむというピーターは、京都の大徳寺に自身にとっての禅の「老師」がおり、知日派であることを明かしていた。

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