【WWE】コーディ・ローデスがAJスタイルズ下し王座防衛 リヨンでのPLEは大成功

統一WWE王座を掲げるコーディ・ローデス©AbemaTV, Inc.

WWEのPLE「バックラッシュ」が4日(日本時間5日)にフランス・リヨンで開催され、大熱狂の連続となった。

序盤から会場にはサッカーのようなフランス独特のチャントと歌声が鳴り響いた。観衆の異様な盛り上がりの中で、メインの統一WWE王座戦では、王者の〝アメリカン・ナイトメア〟コーディ・ローデスがAJスタイルズの挑戦を受けた。時期は重なっていないものの、2人は新日本プロレスでユニット「バレットクラブ」に所属。注目の初対決は期待通り真っ向勝負の大熱闘になり、AJのスタイルズクラッシュを決めさせなかったコーディが必殺のクロスローズで3カウントを奪った。

4月の祭典「レッスルマニア40」で、1316日の長期政権を築いたローマン・レインズからタイトルを奪取。新時代の扉を開いた1か月後に防衛に成功したコーディは、大会後の会見で「実現するかわからないけど、AJとはもう一度試合がしたい」と名勝負の再戦を熱望。さらには「俺はLAナイトが大好きなんだ」と、これまでほとんど接点のなかった人気者との対戦にも興味を示していた。

世界ヘビー級王座戦は闇落ち軍「ザ・ジャッジメント・デイ」の王者ダミアン・プリーストが、ジェイ・ウーソを雪崩式サウスオブヘブン(変型チョークスラム)で下し王座を防衛した。試合中には闇落ち軍のフィン・ベイラーとJDマグダナが介入。マグダナはジェイのウーソスプラッシュをくらってフォール負け寸前の王者の足をロープにかけて、王座陥落から救った。試合後もベイラーとマグダナはジェイに暴行を加えたが、プリーストが2人を突き飛ばして蛮行をやめさせた。ベイラーとマグダナは不満そうな表情で、闇落ち軍に不穏な空気が流れた。

4月の祭典「レッスルマニア40」でイヨ・スカイからWWE女子王座を奪ったベイリーはナオミ、ティファニー・ストラットンとトリプルスレット王座戦。25歳の新星ティファニーが得意の空中殺法を武器に大奮闘したが、ベイリーとナオミが合体式のネックブリーカーを決めて新星を排除。最後は延髄斬りからの丸め込みを狙ったナオミを切り返して、王者が後ろケサ固めで電光石火の押さえ込み。そのまま3カウントを奪って、ベルトを守った。

CCO(最高コンテンツ責任者)のトリプルHも試合後の会見で「信じられないような経験だった。大会が始まると、隣に座っている人とお互い叫び合って、その声が聞こえないなんてことは今までなかった」と熱狂的な空間に驚きを隠せない。その上で、今後も世界各地でPLE(プレミアム・ライブ・イベント)を開催していく意向を示した。

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