Amazonがリクルートポイント&dポイントと連携。《活用のヒント》を専門家が教えます。

Amazonでポイントたまるって知ってました? Amazonが販売・配送する商品の場合、基本的に1%のAmazonポイントがたまります。

最近では、定期的にポイントアップキャンペーンを実施し、Amazonプライム会員、Amazonショッピングアプリでの購入、Amazon Mastercardでの決済や、特定カテゴリーでの買い物などでポイントがアップします。

さらに注目したいのが、「パートナーポイントプログラム」です。これまでも、AmazonではJCBカードの利用でたまるOki Dokiポイントを1ポイント=3.5円として利用できましたが、ここに来て立て続けに「パートナーポイントプログラム」が増えています。

じゃらんnetなどでためたリクルートポイントが使える

2024年3月から始まったのがリクルートポイントをAmazonで利用できるサービスです。

旅行予約サイトの「じゃらんnet」やエステなど予約サイト「ホットペッパービューティー」などでためたリクルートポイントをAmazonで1ポイント=1円として利用できるようになりました。

AmazonアカウントとリクルートIDを連携することでリクルートポイントの利用が可能になります。

これまで、リクルートポイントは、Pontaポイントやdポイントに交換して利用する方が便利に使えましたが、Amazonで直接利用できるようになり、一気に利便性がアップ。

リクルートのクレジットカード「リクルートカード」は年会費無料で1.2%還元のため、元々お得なカードでしたが、ポイントの使い勝手が良くなったことで、メインカードとして利用するのも良いでしょう。

dポイントはAmazon利用でもたまる

4月から開始したのはdポイントがたまって・使えるサービスです。

リクルートポイントと同じくAmazonアカウントとdアカウントの連携が必要です。

リクルートポイントはたまったポイントを使えるだけでしたが、dポイントの場合はAmazon利用でも1%のポイントがたまります。

ただし、5000円(税込み)以上の購入が条件となっているため、4999円以下の買い物ではdポイントはたまりません(Amazonポイントは条件なし)。

また、1回の買い物で100ポイントまでの上限があります。100ポイント獲得するには1万円(税込み)の利用のため、2万円・3万円などの買い物をしても100ポイントのみです。

複数商品で2万円・3万円などになる場合は、分けて購入して最大限のポイント獲得を目指しましょう。

ドコモ回線を利用している場合、d払いを利用して買い物するとポイントアップとなる特典も開始しました。

通常、Amazonでd払いを利用すると0.5%分のdポイントがたまりますが、SPモード・ahamo・irumoの契約者でAmazonプライム会員(ドコモ経由での登録が必要)の場合は別途1%分のdポイントを獲得できます。

60歳以上のドコモユーザーでAmazonプライム会員は、d払いを利用するとさらに1%のdポイントを獲得できるため、d払いで最大2.5%のdポイントを獲得できます。

ドコモがAmazonと提携したのは、前回の記事(よくわかる「ポイント経済圏の歴史」。Tポイントはなぜ、Vポイントと統合したの?)で紹介したポイント経済圏争いの1つです。楽天ポイントは楽天市場、PayPayポイントはYahoo!ショッピング、Pontaポイントはau PAYマーケットなどありますが、ドコモはECが弱い。この弱点をAmazonと提携することで補おうとしているわけです。

ただの「おまけ」だったポイントですが、ポイントの提携関係を見ていくと経済も見えてくるまで巨大化しているのも面白いですね。

菊地崇仁

ポイント交換案内サイト「ポイント探検倶楽部」を運営する株式会社ポイ探の代表取締役。さまざまなポイントやカード情報に精通し、テレビや雑誌等で活躍中。著書に『新かんたんポイント&カード生活』(自由国民社)等がある。

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