茨城県内、6地点で真夏日 各地で気温上昇 熱中症か4人搬送

気象情報

茨城県内は5日、高気圧に覆われて南方の温かい空気の入り込んだ影響で、各地で気温が上昇した。水戸地方気象台によると、最高気温は大子町で32.1度を記録。6地点で30度を超す真夏日となった。14観測地点のうち、筑西市を除く13地点で今年の最高気温を更新。6月下旬から8月上旬並みの陽気となった。

30度以上を記録したのは大子町のほか、古河市が30.6度、水戸市が30.4度、笠間市と鉾田市が30.2度、土浦市が30.0度。13地点で25度以上の夏日となった。

県防災・危機管理課によると、同日午後7時現在、県内で10~70代の男女4人が熱中症とみられる症状で救急搬送された。いずれも軽傷という。

気象庁によると、連休最終日の6日は昼前ごろから雲に覆われ、最高気温は水戸市や土浦市で4度ほど下がる見込み。同庁の担当者は「暑さに慣れていない時期なので、熱中症への警戒を怠らないでほしい」と呼びかけた。

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