5日は「こどもの日」です。県内各地でもこどもの健やかな成長を願う行事が行われました。
三田市の三田天満神社では、毎年5月5日に土俵の上で子どもたちに思い切り泣いてもらう「泣きずもう」が行われます。
大きな声で泣くことで邪気を払うとされ、2024年は210人の子どもが参加しました。
たくさんの大人に囲まれて大泣きする子や、訳も分からずきょとんとする子も。
小さな力士のかわいらしい姿に会場は笑顔に包まれていました。
一方、豊岡市出石町宮内地区では、子どもの初節句を祝う伝統行事「のぼりまわし」が行われました。
「のぼりまわし」では、地元の中学生たちが長さおよそ8メートルの大きなのぼりを持って、その年子どもが生まれた家庭を回り初節句を祝います。
もともとは男の子が生まれた家庭のみを訪ねる行事でしたが、少子化に伴い、今は性別を問わず回ることにしています。
のぼりや笛を手にした中学生たちは、輪になって歌い、新たに生まれた子どもたちの健やかな成長を願っていました。
2024年ののぼりまわしでは、3人の子どもの初節句を祝ったということです。