リ・ヒョソンは日本ツアーメンバー登録を熟考「おじいちゃんと相談」

まだあどけない15歳。今後の日本ツアー出場は?(撮影/中野義昌)

◇国内女子メジャー◇ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ 最終日(5日)◇茨城ゴルフ倶楽部 東コース◇6665yd(パー72) ◇晴れ(観衆8549人)

ツアー史上最年少の「15歳176日」で優勝を飾ったアマチュアのリ・ヒョソン(韓国)は、日本ツアーメンバー登録について「おじいちゃんと相談します」と話し、即決しなかった。

2019年から日本女子ツアーのプロテスト受験可能年齢は18歳から17歳に引き下げられているが、ツアー優勝者のメンバー登録に関しては年齢制限を設けていない。申請した時点で今季と来季の出場資格を得ることができる。申請期限は最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」の最終日翌日となる11月25日。ただ、国内メジャー優勝者に与えられる3年シードは、今週ツアーメンバーとして出場していないため発生しない。

まだ馬山第一高に通う現役高校生。母国・韓国では18歳からプロ転向できる規定となっており、優勝会見では「まだ15歳なので、3年後にプロに転向できる。その時には日本ツアーで活躍できるようになりたい」とも話していた。

今週も帯同するなど全面的にサポートしてくれている祖父は、ゴルフを始めたきっかけでもあり、プロコーチに師事するいまでも「私にとって指導のメイン」と話すほど大きな存在。劇的に変わった環境を前に、家族で話し合って結論を出すもようだ。(茨城県つくばみらい市/亀山泰宏)

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