GW明けが怖い? 「五月病」を防ぐため、ストレスに対処する3つのポイントとは

【あわせて読みたい】

ゴールデンウィークも終盤。7日から始まる仕事が頭をよぎり、少し暗い気持ちになる人も少なくないかもしれません。

4月から新しい仕事や部署に移り、新生活が始まった人などが特に気をつけたいのが、「五月病」です。

(イメージ写真)

「五月病」って?

まず、「五月病」とはいったい何なのでしょうか。

厚生労働省による働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」によると、五月病は正式な病名ではなく、医学的には「適応障害」や「抑うつ状態」などの病気と関係があるとされることが多いといいます。

4月から新しい職場や部署で働き始めた人や、進学して新生活を送る人が、新しい環境への適応がうまくいかず、心身に不調があらわれる状況を指します。

ゴールデンウィークを過ぎた頃に注意が必要です。

どう予防できる?大切なのは「ストレス対処法」

では、五月病はどのように予防できるのでしょうか?

厚労省の「こころの耳」では、ストレスをためないよう、日頃から自分にあったストレス対処法が大切だとして3つのポイントを上げています。

1 親しい人たちと交流する

2 笑う

3 仕事から離れた趣味を持つ

まず大切なのは、友人や知人など親しい人たちと話すことで、不安やイライラした気持ちを整理すること。

話すことで、解決策が見えたり、アドバイスがもらえたりします。

さらに親しい人たちと時間を過ごし、笑うことで自律神経のバランスを整えるなどの効果もあるといいます。

また、仕事のほかに、自分の好きな趣味に没頭したり、仕事と関係のない人たちと交流したりすることも大切だといいます。

一般社団法人「大阪府医師会」はサイトで、「十分な睡眠、休息を取るように心がけ、自分に合ったストレス解消法を見つけることが重要」としています。

大切なのは「新しい仕事や環境では失敗はつきもの」だと考えること。

悩みを抱え込まず、上司や同僚、家族、友人などに相談することが重要です。

どんな症状がでたら注意?

大阪府医師会は、五月病の症状として「無気力」や「不安感が強くなる」などの点があるとしています。

「今までラクにできていたことができなくなった」「大好きだった趣味に興味が持てなくなった」「常に漠然とした不安があり落ち着かない」などの症状は要注意です。

胃痛や食欲不振、頭痛、めまい、不眠などが起こることもあります。

大阪府医師会は、「五月病は放っておくと、本格的なうつ病に進んでしまうこともあります。早めに心療内科や精神科で相談するようにしましょう」と呼びかけています。

© ザ・ハフィントン・ポスト・ジャパン株式会社