リバプール、サラーの禊弾などでトッテナムを4-2撃破。大量リードで遠藤航らを下げた後に猛反撃に遭い、終盤ヒヤリ

現地時間5月5日に開催されたプレミアリーグ第36節で、3位のリバプールは5位のトッテナムと本拠地アンフィールドで対戦。遠藤航がいつも通りアンカーで先発した。また、前節のウェストハム戦(2-2)で、途中出場の際にクロップ監督と口論を起こしたサラーがスタメンに復帰した。

2戦未勝利のリバプールは鋭い出足を見せ、開始16分で先制点を奪う。遠藤からゴール前の左サイドでパスを受けたガクポが、カットインから斜めのクロスを送り込むと、ファーで反応したサラーがヘッドで流し込んだ。

頼れるエースはこの“禊弾”で、今季の得点数を25点(リーグ戦では18点)とした。

サラーはさらに34分、カウンターから再びビッグチャンスを迎えるが、トラップが上手くいかず、フィニッシュまでは持ち込めない。

なおも押し込むなか、44分にサラーのシュートのこぼれ球をロバートソンが詰め、前半のうちに追加点をゲット。2-0で折り返すと、後半開始直後の50分にエリオットのクロスから、ガクポがヘッドで叩き込み、さらにリードを広げる。

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ホームチームの勢いは止まらない。60分にはエリオットが左足でゴール左隅に突き刺す、スーパーゴール。直近の決定力不足が嘘のように得点を重ねる。

余裕の展開となり、64分に2枚替え。遠藤とロバートソンを下げ、今季プレミアリーグで出番のなかった19歳のバイチェティッチとゴメスを送り込む。

ただその後、思わぬ展開に。73分に途中出場のリシャルリソンに1点を返されると、その5分後にソン・フンミンにもネットを揺らされ、2点差に迫られる。

以降も危ない場面を作られたが、守護神アリソンやゴメスの好守もあり、それ以上の得点は許さず。4-2で3試合ぶりに勝点3を積み上げ、非常に厳しい状況ではあるものの、逆転優勝の可能性自体は残した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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