輪島でピカチュウと触れ合い 手作りかぶと人気 こどもの日に笑顔広がる

ピカチュウかぶとをかぶって喜ぶ子どもたち=輪島市河井町

 「こどもの日」の5日、能登半島地震で被災した子どもたちを癒やそうと、全国こども食堂支援センター・むすびえ(東京)は輪島市河井町の正覚寺でイベントを開き、大勢の親子連れが飲食の振る舞いやゲームなどを楽しんだ。人気ゲーム「ポケットモンスター」のキャラクター「ピカチュウ」が登場し、来場者はピカチュウのかぶとをかぶって触れ合い、明るい声が響いた。

 5日付北國新聞朝刊の紙面を利用してピカチュウかぶとが作成できることが紹介され、かわいらしいグッズが人気を集めた。子どもたちはかぶとを手作りしたり、配られたかぶとをかぶったりした。ピカチュウと子どもが会場内を散歩し、河井小1年の河上桃真君は「動いているピカチュウと遊べて楽しかった」と笑顔を浮かべた。

 ポケモンのノートやカードゲーム、ぬいぐるみなども配られた。ポケモン・ウィズ・ユー財団(東京)が協力した。

 地震後、「むすびえ」が被災地でイベントを開くのは初めてで、子どもの成長を祝うことに加え、避難生活で孤立しがちな親子が集う場とする目的で開いた。会場では、かなざわっ子nikoniko俱楽部(金沢市)や企業がブースを出し、ベルギーワッフルやラーメンなどを提供した。

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