チューリップフェア閉幕 入場者30万人超え

色鮮やかに咲くチューリップを見て回る来園者=砺波市の砺波チューリップ公園

 砺波市の砺波チューリップ公園を主会場にした「2024となみチューリップフェア」(富山新聞社、北國新聞社後援)は5日、13日間の会期を終えて閉幕した。総入場者数は30万3千人となり、昨年より会期が1日短かったものの、目標の30万人を上回った。

 最終日は「こどもの日」にちなんで小中学生が入場無料となり、家族連れらでにぎわった。

  ●京都橘高吹奏楽部、華麗にドリル演奏

 京都橘高吹奏楽部の特別演奏会が砺波チューリップ公園と砺波市文化会館で開かれ、来園者は全国トップクラスの華麗なドリル演奏を楽しんだ。

 部員108人によるパレードが園内で行われ、チューリップステージでは「メモリーズ・オブ・ユー」「シング・シング・シング」など4曲で聴衆を魅了した。ステージには、開演約1時間前から市民が集まり、市文化会館の演奏会はチケットが完売した。

 運営本部によると、今年は土日祝日だった4月28、29日と5月3~5日に天候に恵まれた。28日は「満開宣言」が発表され、10年ぶりに一日の入場者数が5万人の大台に乗った。

 旅行需要の復活で外国人観光客は6500人と昨年より600人増えた。

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