松井さん「新たなエネルギーに」 被災地の子招き教室

松井さんから打撃のアドバイスを受ける子どもたち=能美市物見山野球場

  ●能美で柵越え披露

 プロ野球の巨人、米大リーグヤンキースなどで活躍した能美市出身の松井秀喜さん(49)が5日、同市物見山野球場で、能登半島地震で被災した能登地域の幼児、児童を招いた野球教室を開いた。実技指導を通じて気さくに交流し、フリー打撃では豪快な柵越えを披露。「皆さんの明日以降の新たなエネルギーになったならうれしい」と子どもたちに元気と笑顔を届けた。

 松井さんが能美市で野球教室を開くのは初めてで、石川県内では2022年10月に母校・星稜高で小学生を指導して以来となる。

 教室はMLBジャパン(東京)と、松井さんが代表理事を務めるNPO法人「松井55ベースボールファウンデーション」(ニューヨーク)が主催した。能登の保育園、幼稚園にMLBジャパンからグラブが贈られた。

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