月9ドラマ『366日』で話題の坂東龍汰 4年半で映画16本&連ドラ17本に出演する売れっ子のルーツはカラス役!?

現在、ドラマ『366日』に出演している坂東龍汰(ばんどう・りょうた)さんに『めざましテレビ』が独占インタビュー。広瀬アリスさん、綱啓永さんらドラマ共演者との裏話や、役者を目指すきっかけとなった学生時代のエピソードなどをフジテレビ鈴木唯アナウンサーが聞きました。

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ドラマ『366日』の現場で広瀬アリス・綱啓永らと「カットがかかった後に真顔になるゲーム」

現在、出演中の月9ドラマ『366日』では、広瀬アリスさんが演じる主人公・雪平明日香を感情豊かに支える友人・小川智也役を演じている坂東さん。ドラマでは、優しくて明るい役柄に挑戦していますが、自身と似ている部分を聞いてみると…

坂東:
2人くらいでいると、そこまでうるさくないんですけど、3人以上になってくると盛り上げ役というか、みんな楽しくできているかなとか気を使ったりしちゃうタイプなので、そういう部分はみんなでいる時の“智也”と通じるかなと思います。

鈴木:
撮影現場でも、坂東さんがムードメーカーですか?

坂東:
みなさんがそう言って下さっているみたいなんですけど、僕はそんなことないと思っていて、全員がムードメーカーだと思ってます。共演者がみなさんすごく明るくて、おしゃべりがとにかく好きなので「しゃべりすぎ!」ってちょっと怒られちゃったりとかしています笑

ドラマ『366日』は出演者の年齢が近いこともあって非常に仲の良い現場だそうで、現場を盛り上げるため、あるゲームを考案したといいます。

坂東:
カットがかかった後に真顔になるっていうゲームを考案しました(笑)。すごく説明が難しいんですけど、智也みたいな明るいキャラクターを演じるときって、しっかりスイッチを入れてテンションを上げる必要があるんです。でもそういうときってカットを言われた瞬間に真顔になっちゃうことがあるんだよね、っていう話をみんなにしたら「あるある!」ってすごく共感してくれたんです。特に広瀬さんは自分でやっちゃってるかも!という自覚があったみたいで(笑)。

高校時代の回想のシーンとかで楽しい雰囲気だったら、カットがかかった瞬間に真顔になって、それを見てみんなで笑ってます。綱啓永くんが特にうまくて、絶対にやらなそうな人がやるギャップがあるから1番面白いんです。

幼少期は「カラス役」 役者を目指したきっかけは? 最初の役は“カラス” 役者を目指したきっかけは幼少期から触れてきた演劇

2017年に俳優デビューし、2020年からの4年半で映画16本、連ドラ17本に出演している坂東さん。売れっ子となった実感があるか聞いてみました。

坂東:
ドラマをやらせていただいているタイミングとかでは、たまに街で声をかけて頂けたりすることはありますけど、実感はあんまりないです。嬉しいですけどね。テレビドラマの影響力ってすごいなって思います。皆さんに見てもらっているんだなって感じますね。

そんな謙虚な坂東さんが役者を目指したきっかけは、幼少期の特別な体験にありました。

坂東:
シュタイナー教育の学校で幼小中高一貫校で勉強してきて、小学校低学年の時から「演劇」っていうのが授業のカリキュラムに入っていたので、お芝居にはずっと触れていたんです。 最初はずっと恥ずかしがり屋で極力、前に出たくなかったので、セリフがない役でお願いしてました。カラスAみたいな「カー」しかセリフのない役で、「カー」ってずっと言ってました(笑)。でも高校1年生ぐらいの時から「セリフ多い役をください」と誰かの前に出たくなり始めて、そこからお芝居が好きになったんです。

鈴木:
高学年になるにつれてセリフがある役が欲しくなったのは何かきっかけがあったんですか?

坂東:
何かあったんでしょうね。ちょうど高校生ぐらいの時に社交ダンスを習いにダンススクールに行ったりとか、クレイアニメーションを作って誰かに見せたいっていう気持ちになったりとかして。自分で0から1をオーガナイズしていくっていうことにすごく魅力を感じ始めたんです。
それで「役」っていうものも、他の人がやれば違う役になるけど、自分がやったらこういう役にできる、みたいなことをすごく思っていて、自分の中から出てくるものをアウトプットできるっていうことにすごく魅力を感じ始めたんですよね。

そして役者を目指す1番のきっかけとなったのは、高校3年生の時にやった卒業演劇だといいます。

坂東:
卒業演劇のときは授業をお休みして、クラスメイトが主体となって1、2週間お芝居だけを朝から晩までみんなでやるんです。難しい題材を選んだので、すごく専門用語がたくさんあったりとか、1人で2、30分演説するシーンがあったり、セリフ量とかも今までやったことないくらいの量でした。その役と向き合っている時間というのはすごく苦しかったけど、楽しくてちょっとのめり込みそうになる予感がしたんです。

当時17歳位だったんですけど、今まで経験したことの中で一番心が動いたというか、エモーショナルな気持ちになったので、これを仕事にできたら嬉しいな!いいな!と思ったのがきっかけで、お芝居の道を選びました。

坂東龍汰は夢を自在に操れる!? 豊かな想像力で夢を自在に操れる!?「空飛びたいって思ったら飛べる」

坂東さんは役作りの中で、演じるキャラクターの台本には書かれていない生き様を想像しているそうですが、そんな坂東さんの想像力は夢の中でも発揮されているそうで…

坂東:
夢を自分で自在に操れるんですよ。空飛びたいって思ったら飛べるし、こういう結末で終わりたいって思ったら終われるんですよ。自分が主人公なので、もうその世界で生きてます。
鈴木:
「想像力が豊か」という言葉ではちょっと表現しきれないですね笑。まさにぴったりの天職につかれたっていう感じですね。

坂東:
どうなんでしょうかね。頑張ります!

楽しみ方が独特…趣味は「写真を撮ること」と「絵を描くこと」

坂東:
写真は元々おじいちゃんが譲ってくれた一眼レフを試しに使い始めたらどっぷりハマりました。それが中学校の時ですかね。豆をテーブルの上に置いて、撮って豆を動かしてを繰り返して、それを連続で再生して動いているように見えるみたいなのがすごい好きです。

鈴木:
楽しみ方が独特ですね。

坂東:
絵は学校で美術だったり、アートの授業の時間が結構長くて、週に4時間くらいあったんです。その中で木炭画とか水彩画とかパステル画とか、色んな絵を描く時間があったので、そういう影響ですかね。
あと、両親が2人とも絵を描くのがすごい好きで、父親が昔、漫画家を目指してたというのもあって、憧れはありましたね。両親の描く絵がすごくうまかったので、それを真似て描いたりとかしてました。

親友は歌舞伎役者の片岡千之助「お互いにビビッときたんです」

多趣味で才能豊かな坂東さんが、仲のいい芸能人として名前を挙げたのは歌舞伎役者の片岡千之助さん。一緒にドライブに行ったり、お泊まりをしたりすることもあるほど仲良しだそうです。

坂東:
知り合いに紹介してもらったんですけど、そこから意気投合しました。

鈴木:
どんなところで気が合ったんですか?

坂東:
まとっている空気感がすごく居心地が良くて、初めて会った時から他人ではない感じがして、兄弟みたいな感じはすごくしたんですよね。言葉とか持っている思想や概念みたいなものの共通項がたくさんあって、何か言葉を会話する上でも共感できる部分が多かったので、そういう人に出会えたことが、すごく嬉しかったんです。直感でビビッときて、今後もずっと一緒にいる人なんだろうなっていうのは感じました。

3歳から歌舞伎の舞台に立っている片岡さんのことを「理解できない部分もあるけど、共通項がたくさんあるので、刺激になります。」と、お互いにとてもいい関係を築けていると話していました。

落馬・骨折の過去も目標は「馬に乗る武将」 坂東龍汰の目標は「馬に乗る時代劇の武将役」 過去に落馬・骨折した経験も

鈴木:
今後やってみたい役はありますか?

坂東:
馬に乗りたいです。 馬が好きなので。眺めてるのも、描くのも好きですし、乗るのも好きなので。中学校の修学旅行で1、2週間ぐらいモンゴルに行って馬に乗ったんですが、その時は初日で落馬して骨折しちゃったんです。その悔しい思い出があるので、今度は役で格好良く馬を乗りこなしてみたいなっていう。いつかは馬に乗る時代劇の武将の役とかやってみたいですね。

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