中国の新エネルギー車が世界に新たなチャンスをもたらす―中国メディア

中国国営中央テレビはこのほど、「中国の新エネルギー車が世界に新たなチャンスをもたらす」とする記事を配信した。写真は北京モーターショー。

中国国営中央テレビ(CCTV)はこのほど、「中国の新エネルギー車が世界に新たなチャンスをもたらす」とする記事を配信した。

新エネルギー車(新エネ車)とは、中国における電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)の総称。

記事は、4月25日から5月4日まで開催された北京モーターショーで、「世界の自動車メーカーが1000台近い展示車両を持ち込んで競い合っている。多国籍自動車メーカーの多くが、中国の新エネ車の急速な発展が世界に新たなチャンスをもたらしていると語っている」とした。

記事によると、新エネ車の展示は278台で、前回(4年前)から7割増えた。

記事は「BMWだけでなく、フォルクスワーゲン、メルセデス・ベンツ、トヨタ、フォード、そしてほぼすべての国際的な自動車大手が、新エネ車の発展を好感している」とし、国際エネルギー機関(IEA)が2024年のEVとPHVの世界販売が約1700万台になり、今後10年間で需要が大きく増えるとの見通しを示したことを取り上げた。

また、ある多国籍自動車メーカー関係者の話として「中国は世界最大の新エネ車生産・消費国であり、世界の自動車産業の重要な一部となっている」とも伝えた。(翻訳・編集/柳川)

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