「スポーツ拳法」もっと知って 滋賀県発祥、護身術の技を競技化 演武会に300人「ヤー」と威勢良く

日ごろの練習の成果を披露する子どもたち(大津市皇子が丘1丁目・皇子が丘公園体育館)

 湖国発祥の武道「スポーツ拳法」の演武会が4日、大津市皇子が丘1丁目の皇子が丘公園体育館で開かれた。4歳から80歳まで幅広い世代の約300人が一堂に会し、迫力の演武を繰り広げた。

 スポーツ拳法は護身術の技を競技化し、誰もが楽しく練習できるよう工夫した武道。来年に県内で開催される国民スポーツ大会では、県民が参加できる「デモンストレーションスポーツ」として実施される。

 演武会は日ごろの鍛錬の成果を発表する場として、大津市の日本スポーツ拳法連盟が主催。拳士は「ヤー」と威勢の良い声を響かせ、鋭い突きや蹴りを見せた。出場者(41)は「日ごろの練習の成果が出せた。知名度がまだ低い競技なので、来年は国スポを通じて多くの人に知ってもらいたい」と話していた。

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