大谷翔平が9&10号! 本塁打、打率で2冠「あの方向に距離が出るのは状態のいい証拠」

特大の141m弾に表情もほころぶドジャース・大谷翔平(ロイター=USA TODAY Sports)

ドジャース・大谷翔平(29)のバットが手が付けられなくなってきた。5日(日本時間6日)のブレーブス戦(ドジャースタジアム)の第1打席で初対戦のフリードからバックスクリーンに2試合連続の9号2ランを放ち、さらに8回の第4打席でもミンターからバックスクリーン左に飛び込む141メートルの特大10号ソロ本塁打を叩き込んだ。

この日は4打数4安打、3打点、2本塁打の爆発で打率3割6分4厘。今季初の1試合2本塁打&4安打の固め打ちで、本塁打も打率もリーグトップに躍り出た。

場内が歓声とどよめきに包まれた。初回の9号で本塁打争いのトップを走っていたブレーブス・オズナと並んだが、オズナは7回に再び差をつける10号ソロ。目の前で見せつけられ、燃えないはずがない。左腕・ミンターの代わりばなの初球、150キロのやや外よりのストレートをとらえ、再びオズナに10本で並んだ。ベンチでこの日2度目のひまわりシャワーを浴びたが、シ烈な本塁打争いにナインも驚きの表情を隠せなかった。

5―1の快勝でライバルを3タテして4連勝。試合後は「(フリードは)初めてだったんで分からなかったけど、まずは自分のスイングをしようと思った。振るべきボールを触れている。あの方向に距離が出るのは状態がいい証拠かなと思う」と納得の打撃ができているとし「ディフェンスを含めて先発、中継ぎと投手陣が素晴らしい。強いチームにこういう野球ができているのは自信を持てるし、明日への弾みになる」と胸を張った。

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