紙のお香をご存知ですか?
お香といえば、お線香のような細い棒状のものやコーンタイプが一般的ですが、実は紙のお香が話題を集めているんです。
紙なので持ち運びがしやすく、どこでも気軽に楽しめるのがメリット。リラックスしたいときやちょっと気分を変えたいとき、部屋の気になるニオイを手早く消したいときなどにも役立ちます。
燃える臭いは気にならないのか? 紙のお香を使ってみた
紙に火をつけるとなると「燃えすぎてしまわないのか」「紙の燃える臭いは気にならないのか」など、気になる点がありますよね。
今回は紙のお香を2つ、実際に試してみました。さっそくご紹介します。
1. 遊び心満載!美しい「葉っぱのお香」
最初にご紹介するのは、見た目にも美しい和紙のお香です。
その名も「葉っぱのお香」。
ギフトにもおすすめ!見た目もかわいい桐箱入り
箱をあけると、6枚の葉っぱのお香と、素焼きのお皿、不燃性のフェルトがセットで入っています。
香りは、白檀や沈香、ジャスミン、フローラルなどなど、葉っぱごとにそれぞれ異なる香りです。
6枚の葉っぱの香りが合わさり、火をつけずに置いておくだけでも室内にいい香りが漂います。
葉っぱが燃えていく様子に癒される
今回チョイスしたセットは、付属の素焼き皿で、すぐにお香を楽しめます。
高級感があり、ギフトで送っても喜ばれそうですね。
実際に火をつけてみると、香りを楽しむことはもちろんですが、それ以外にも煙の様子を眺める楽しみもありました。
葉っぱの形や葉脈によって、煙の立ち上り方が次々と変化します。
煙は、すーっと細く線状に立ち上ったかと思えば、くるくると螺旋状に円を作ったり、面状となってドレープを描いたりと、刻々と姿を変えるのです。
予想外の動きを見せる煙の様子を眺めていると、なんだか気持ちが落ち着き、ゆったりとした時間を楽しめました。
燃焼時間は9分ほど。紙の燃える臭いは特になく、お香の心地よい香りを堪能できました。
2. 日常使いにぴったり!フランス老舗の パピエダルメニイ トリプル
ふだん使いにおすすめな紙のお香は、フランスの老舗ブランド papier d'armenie(パピエダルメニイ トリプル)トラディショナルです。
コンパクトで持ち運びにも便利
3回分×12枚つづりで、36回分の紙のお香が1冊になっています。小さなメモ帳のような形状で、バッグに入れても邪魔にならず、旅行などにもおすすめ。
使用する際には、点線で1枚ずつ切り離して使います。
1枚ずつじゃばらに折りたたみ火をつける
紙のお香を切り離し、じゃばらに折りたたみます。
そのまま不燃性の小皿などに置いてもいいようですが、今回はクリップではさみ、小皿へ置いてみました。
紙のお香の角に、小さく火をつけます。
優しく甘い香りがして、燃焼時間は3~4分程度でした。残り香もふんわりとあるので、燃焼時間よりも少し長く楽しめました。
また、燃焼時間に少しの差は生じるかもしれませんが、じゃばらにたたまなくてもしっかり使えました。
紙のお香は、香りはもちろんですが、その風情を楽しめるグッズでした。
プレゼント用や自分用など、目的に応じた紙のお香を選べます。そして、火を扱うものなので、安全に使うためには少しコツが必要です。
火をつける際には、紙の先端に小さく火をつけることがポイント。大きな炎のライターやマッチなどでつけると、大きく燃えてしまいます。
また、風で飛ばされる可能性もあるため、火をつけたら目は離せません。周辺に燃えやすいものがないことに注意して楽しみましょう。
(ウェルなわたし/ ほし ななこ)