J1広島巡り安芸高田市長から反論。新潟スポンサー社長がX閉鎖へ「悲しい」

アルビレックス新潟のゴール裏 写真:Getty Images

アルビレックス新潟のオフィシャルクラブパートナー(スポンサー)である『越後天然ガス』の小出薫代表取締役社長が、今月3日の明治安田J1リーグ第11節サンフレッチェ広島戦や広島所属DF新井直人に関するSNS投稿への反応を受けて、6日にX(旧ツイッター)アカウントを閉鎖すると表明。広島のプレースタイル、ファウルに関する自身の意見を巡っては、広島県安芸高田市の石丸伸二市長からの反論に遭っていた。

新潟のホーム・デンカビッグスワンスタジアムで開催された一戦では、新潟サポーターの新井に対するブーイングや広島サポーターとの乱闘騒ぎなどで話題に。小出氏は広島所属FW加藤陸次樹の左足が新潟所属MF宮本英治の顔面を直撃し、宮本が負傷退場したシーンに注目すると、Xで「全体的に『粗さ』が目立った試合。京都サンガと似た、ファールを厭わないプレー&プレスをするサンフレッチェ広島のスタイル。。」と対戦相手に言及。

「豪快に顔を蹴られましたね。。重症でない事を自分も願っています」と宮本の怪我を心配するとともに、「Jリーグは、目先の勝ち負けに拘った『面白くない』プレーをするのではなく、ファンを増やすため『面白い』プレーをする事に期待します」と綴っていた。

すると、石丸市長は4日夜に「ファールを厭わないプレー&プレスをするサンフレッチェ広島」という文言に反応。「ファールは新潟14(レッド1、イエロー1)、広島10(カード0)」と新潟対広島のスタッツを紹介した上で、「多くの試合で、サンフレは相手よりファール・カードが少ないのが事実です」と反論したほか、「広島は森保一監督時代からフェアプレーするチームのイメージ」という一部からの意見に「完全に主観の感覚論なんですが、なんならJリーグ開幕時からサンフレってファールが少ないイメージでした」と私見を述べている。

広島のプレースタイルに関する自身の見解を巡って、賛否含めて様々な意見が寄せられている小出氏。5日深夜に「『水掛け論』なので、先日の試合の話題はこれまでにしたいと思います」と切り出すと、「『怪我』をした選手の安否を気遣っただけなのに。。どちらが悪いかではなく、全チームのスタイルを客観的に分析した『可能性』の話しなのに。。悲しい」と吐露。

一部から「SNSに向かない」などと厳しい意見が挙がる中、6日午前に「色々考えた結果ですが。。本日24:00を持って、しばらくXを閉じます。さようなら。。応援して来た皆さま、すみません」と、アカウント閉鎖の決断をファン・サポーターに報告。「『スポーツは、戦いながらも、お互いの健闘を称え合う素晴らしい舞台』との想いを綴り、お別れします。。」と自身の思いを綴った。

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