地域プロジェクトマネージャー小森さん、協力隊員 松野さん、磯田さん 委嘱状交付 長崎・東彼杵町

岡田町長と意見交換する(左から)小森さん、松野さん、磯田さん=東彼杵町役場

 長崎県東彼東彼杵町の地域プロジェクトマネージャー(地域プロマネ)、小森竜樹さん(46)と地域おこし協力隊員、松野隆太さん(33)と磯田和紀さん(37)の委嘱状交付式が1日、同町役場であった。
 地域プロマネは行政や民間などの間に入り、課題解決に向けた調整役を担い、同町では初の委嘱。佐世保市出身で千葉市から移住した小森さんは「前職の営業スキルを生かし、課題や困り事解消に取り組みたい」と述べた。
 協力隊員の松野さんと磯田さんは大阪市から移り住んだ。松野さんは総合型スポーツクラブの運営支援、指導者の発掘などを担当。「スポーツを通して、地域や子どもたちを元気にしたい」と抱負を語った。
 磯田さんは東彼杵町産のイチゴのPRや農家の継承が任務。喫茶店を営んだノウハウを生かし「観光農園の立ち上げや、そのぎ茶やイチゴの6次産業化にも挑戦したい」と話した。
 岡田伊一郎町長は「約6割の若い人たちが、働く場所があれば町に残りたいと答えている。皆さまの力添えで人口減を緩やかにしたい」と激励した。

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